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メンタルケア心理士とメンタルケアカウンセラーの違い

心理カウンセラーの資格といえば、メンタルケア心理士とメンタルケアカウンセラーがあります。
この2つの資格は同じものだと思ってる方がいいのですが、実は両者は別々の資格です。
どこがどう違うのか以下に整理してみましたので、ぜひ確認のためにご覧になってください。

 

メンタルケアカウンセラーとは?

まずメンタルケアカウンセラーですが、こちらは全ての心理系資格の初歩の入門編といったところです。
一般に心理カウンセラーの資格といえば、初歩のメンタルケアカウンセラーが一番下にあって、次にくるのがメンタルケア心理士、次いで准メンタルケア心理専門士、メンタルケア心理専門士とつづきます。
こういう意味でメンタルケアカウンセラーは、比較的簡単な資格ということが言えるでしょう。
どんなスキルが要求されるかといえば、もっぱら心理学の基本知識です。
医学的な知識など高度な分野に踏み込むことはなく、試験ではひたすら心理学の基本知識が問われます。
メンタルケアカウンセラーの存在意義は、ケア対象者の心理的ストレスをコントロールすること、そして話をよく聞くことです。
こうした点では、知識だけでなく話の聞き方など、コミュニケーション能力が問われる部分もあります。
なお、初歩的な資格とはいえ取得の価値がないわけではありません。
むしろ本格的な心理カウンセラーを目指す場合、この資格を取得できなければ上級にも合格できません。自分の力を測るための目安になるところなので、この資格を取ることには意味があります。

 

メンタルケア心理士とは?

メンタルケア心理士でも心理学の基本は学びますが、ここではさらに一歩進んで、医学的な知識も身につける必要があります。
資格取得者に求められる内容が、より本格的なカウンセリングになっていくので、それに応じて問われる知識とスキルも高度になっていきます。
この点、メンタルケアカウンセラーとの違いをいえば、メンタルケアカウンセラーでは基礎部分だけを学びますが、メンタルケア心理士ではもう少し踏み込んで、専門的な分野にも入っていきます。
またメンタルケアカウンセラーでは、心の病気になる一歩前の心理的ストレスをケアするのが目的でしたが、メンタルケア心理士では、心理的ストレスが進行した心の病気をケアする役割が期待されています。
両者はよく似ていますが、以上のような違いがあることを覚えておいてください。